英語講座:simpleA方式翻訳担当分を終えて

http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20080610

の感想。

あらためて読返す。原文にツラレタ逐語訳多し。

外国語原文日本語訳文を行き来し、訳者たる当人は万事合点し居るが為、客観的なる視点に立っての日本文の見直しが凡そ足らざる也。作業を通じ背景知識を貯えたる訳者に通る日本文なれど、原文を見ざる読者に判然明瞭たる文書たり得るか我乍至極疑問に感ず。

原文の構文を何処まで崩し得るか勘所も得て居らず。

アレデハ アナタ ソコラノ コドモ ト タイシテ カワリャ シマセン

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簡単な例で言うと、きちっと原文一文を訳文一文で対応させる必要は無く、特に関係詞で金魚のフンのように連なる文章なんて、翻訳は二文、三文、とわけちゃった方がいい。結構、やったつもりでまだまだ全然足りない。原文の構造を守るのでなく、リズムを守ると言って良いかしら。

・・・って、あのひどい出来で言えたもんではありませんが、何しろ翻訳作業なんて学生以来なので、ご海容されたく。

なお、電子化保存業界に無知なので、意味の読み取りには随分難儀。その副詞が実はどこに掛かっているのか、その前置詞は一体どこに、、、これは基本は一番近いところにあるべきだけど、原文もその点配慮されていなくて、「二義的、三義的だろう、、、」と悩んだり。

 美しい日本の私/曖昧な日本の私

みたいなもの。判り難い?

 美しいセルゲイの花嫁

といったら、セルゲイを知っている人は「花嫁は奇麗な歯医者さんなんだうらやましー」と思うけど、腐女子は「セルゲイが美しい、、、セル x 、、、」と。。。

これ難しいのが、

 セルゲイの美しい花嫁

と書いた時に、「先妻は美しくなかったのか」とか、「セルゲイの友人のドミトリーの奥さんはそうでない」などといった意味を持つことが前後の文章により起こりうる(上の例ではそんなことさすがにないけれど)。

背景知識を知っていると、ほんとに楽なんですねー。というのは、今後予定の“読む”&“聞く”に関係します。

ので、書きました〜

・・・翻訳作業に関しては、あと二三回こんなことをすればかなりましになると思います。