そんなに寒くないと、ロシア日記の続きをする気がしないです。懐は寒いけどっ!
最近、名演説はオバマ、オバマとオバマ商売が盛んですが、名演説と言えばチャーチルを思い出すのは、私だけでしょうか。。。←何歳だよっ
このスピーチの全文はこちら↓
http://www.americanrhetoric.com/speeches/winstonchurchillmastersofourfate.htm
映像はカットしたものなので、ご注意を。
しかし、このチャーチルのスピーチ、結構もこもこしゃべりで、現代では受けないかもしれないか?
言葉の選び方も、やっぱり、あの時代、あの時期はあるのでしょう。
とは言え、ユニークな面白さあり。
チャーチルのユーモアと言えば、傑作なのが、これまた聞かせる語りなのですが・・・
末尾で死ぬほど笑ってください〜
カットしたシェイクスピアのせりふに気付いて、もごもご文句を言っていたというから、当時の教養・教育たるやということでしょうか。
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ひるがえって、日本に名演説がない・・・と思いましたが、そもそも、現在、美文的といいますか、ある程度抑揚があるような演説をする機会が日本にあるのか?ある程度迄、理想論を語って良しという機会があるのか?なんて思いましたが、どうなんでしょう。
自分の言葉で語るには、相手の言葉は相手の言葉だと思う事がまず先ながら、そういうこともなさそーな。
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チャーチル―イギリス現代史を転換させた一人の政治家 増補版 (中公新書)
著者: 河合 秀和
出版社: 中央公論社
これ以上の内容は、特にみな興味がありそうな第二次大戦中のもろもろについては、日本語の書籍なら、
ダウニング街日記―首相チャーチルのかたわらで〈上〉 (20世紀メモリアル)
著者: ジョン・コルヴィル
出版社: 平凡社
ダウニング街日記―首相チャーチルのかたわらで〈下〉 (20世紀メモリアル)
著者: ジョン・コルヴィル
出版社: 平凡社
序でながら、当時のイギリスの経済学者にライオネル・ロビンズという方が居りまして、ケインズを誉める文章の中で、「われわれの時代において、彼(ケインズ)に匹敵する人物は首相ただひとりである」と言っているのが、なんだか印象的でした。*2
*1:チャーチルがノーベル文学賞を取った・・・取っていろいろ物議をかもした、 第二次世界大戦〈1〉 (河出文庫) The Second World War Memoirs of the Second World War: An Abridgement of the Six Volumes of the Second World War With an Epilogue by the Author on the Postwar Years Writt
著者: ウィンストン・S. チャーチル
出版社: 河出書房新社
でも、こういう癖のある書き手のものは原文読んだ方がおもしろい?私もほんの一部しか読んでないですが、
著者: Winston S. Churchill
出版社: Mariner Books
著者: Winston S. Churchill
出版社: Houghton Mifflin
こういう手記なども、どこまでどう割り引いて考えるなんて言うと、ややこしいですけれど。
*2:p.165 現代イギリス経済学の群像―正統から異端へ
著者:根井 雅弘
出版社: 岩波書店