コードギアス 反逆のルルーシュ R2 最終回!Turn25 Re; — なんだかんだ言って楽しませてもらいました。

本日はコードギアス 反逆のルルーシュ R2の最終回 Turn25 タイトルはちょっと不思議な Re; *1。さきほど撮ったビデオも含めて二度見終えたり・・・

先日衛星放送の番組で、制作者の谷口氏がいまの傾向を考えて、テンポで押し切る作り方をしている旨、おっしゃってましたが、その通り、細部の諸々もテンポで押し切ってここまでやれるんだというところは、ご都合主義だろうがなんだろうが、詰め込み過ぎだろうが、「その内、また争いが起こるだろう!」と疑問があろうが、とにかく楽しめました。

ナナリーの声優の方はいつも声がきれいですが、今日の最終場面の嗚咽のところなどほんとにうまかった。劇場版などで、全話筋道付けて、完璧なもの作って欲しいな・・・*2

ルルーシュにはナナリーに優しい言葉を掛けさせて死なせた方が、盛り上がったかも知れない。けれど、彼女は独り立ちしなければいけないし、100%無垢の立場でもないから、あれでいいのでしょう。すっかり、C.C.の影を薄くし、ヒロインになったと言えるくらい。

後、5分くらい引き延ばせれば、ルルーシュがCの世界のシャーリーやユフィに迎えられたり、、、とかなんとかいろいろ考えたり、、、

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最後、荷車にゆられるC.C.の側の折り鶴は、トップをねらえ2!のオマージュ???というのは、考え過ぎかも・・・いや、考え過ぎだな。。。

でも鶴の色も意味合いもまったく一緒だったので、、、、やっぱり、、、とも思います(一期でナナリーと作った鶴なんだろーなー)。

トップをねらえ2! Blu-ray Box の商品写真  トップをねらえ2! Blu-ray Box
監督: 鶴巻和哉 出演: 福井裕佳梨, 坂本真綾, 沢城みゆきほか
販売元: バンダイビジュアル

ご興味があれば、↑このトップ2は、劇場版でなくぜひOVAの全六話で。劇場版は、監督の鶴巻氏が完全に仕事と割り切って、重要な場面をばっさりカット。六話といっても三時間足らずの長さです。続編なのでいろいろ言われる不運はありますが、ポップな絵柄や派手な動きのうしろに、感性の瑞々しさ、優しさがある傑作と思います。現代的なのか、すごい古典的なのか、、、両方なのでしょう。(レンタル屋さんに普通に置いてあると思います。)

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話を戻して、コードギアスで結構良かったのは、言葉遣いが丁寧なこともあったかなと。
これは自分には気持ちのよい、重要な要素だったり。

いろいろ思い出されますが、最初は「なんだか商売っ気の多い要素盛り込みアニメだな〜」と客観視していた自分が、ちょっとのめりこむようになったのは、とあるセリフがきっかけ。それは第1期の成田山で、「ルルーシュ、お前はなんで雪が白いか知っているか?」の一連のC.C.セリフ。

あれがなんだか良かった。あーゆーセリフは普段何気なく溜めないと書けないなと。それで見直して、すっかりはまりました。きっかけなんてなんでもよくって、鼻の形が好き、目の閉じ方が好きというだけで恋に落ちるものとでも言うのかな。。。*3

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コードギアスはクラシックっぽい曲がさまざまありますが、なにかの編曲かと思うとそれまた微妙。冒頭のナレーション部分で何度か流された曲も「これならさすがに、バッハの声楽にないかなぁ、、、」と探しましたが、どうも普通にオリジナルの様子。もっと探せば見つかるかもですが、、、

唯一、使われたクラシックが、今日のゼロ・レクイエムにふさわしくモーツァルトのレクイエム。第I期でシャーリーと行くはずだったコンサートの曲目。細かく言えば、歌詞をちょっと曖昧にして、合唱をソロに変えていましたが、ラクリモサ(涙の日)の場面。ほんの触りの数秒ながら。
 
Lacrimosa dies illa, qua resurget ex favilla Judicandus homo reus.
Huic ergo parce Deus: Pie Jesu Domine, dona eis requiem. Amen.

その日こそ涙の日、灰の中からよみがえり、罪人が裁きをうける日なり。
神よ、慈悲をもって、彼らを守りたまえ。慈しみ深きイエズスよ、彼らに永遠の安息を。アーメン。
(手持ちの歌詞の英語から拙訳)

今日のルルーシュにも、ふさわしい曲です。

もしおすすめするならば、、、、そんなものは、なんでもいいのですが、、、敢えて書くならば、例えば、クリストフ・シュペリング指揮のCD。

モーツァルト;レクイエム (Mozart: Requiem) Import の商品写真  モーツァルト;レクイエム (Mozart: Requiem) Import
指揮: Christophe Spering 演奏: Neue Orchester 合唱: Cologne Chorus Musicus
レーベル: Naive

モーツァルトが未完で終えた曲ですが、もっとも一般的で最近再評価されているジュスマイヤー版で収録。

ちょっと面白いのが、全曲終えた後に、モーツァルトが実際に書いていた部分のみを収録。骨格だけなのですが、死の床のモーツァルトが自ら書いた譜面だけを聴かせてくれるという点で、貴重なCDです。

p.s.:友達の腐女子が泣いていることだろう・・・

p.s.2:やっぱり御者がルルーシュ説も、、、でも、まーそう考えないべき、、、かな?

*1:どう解釈した物やら、手紙などのタイトルのReなのかな・・・と思ってます。

*2:二度、三度と観られる作品にするならば。現状では繰り返し見るには、構成がいまいち過ぎましょう。

*3:結局、あの台詞もあれだけだったけれど!