本業の方もさぼり気味である。
ここの英語記事のお陰で、毎日注文状態(っていっても、1点〜数点ですが)なので、ついつい気が緩んだり、やけに暑いので、なんかぼーっとしているなどなど理由はあるけれど、最大の原因は、気分転換が出来てないんじゃないか!?とか、outputばかりでinputが足りないからとか、そんなこっちゃあるまいかと思っていたりする。
ネタがない・・・ということではなく、たわいもない駄文を連ねていても、あんまりそればかりだと面白くないな〜みたいな、、、ま、甘えと言ったら甘えです。
とは言え、本業も記事の数に比例するような売り方ではいけないし。機能で気に入ってもらわないといかんのですね、狙いは。じゃないと時間給の世界になる。
*****
ということで、近日は結構映画を見たり、音楽と全然関係ない本だのブログだのを読んだり、ピアノを練習しまくったり・・・といっても屋内活動多いなーこれが。バイクで遠出でもせにゃいかんなー。
ま、いずれにせよ、気分転換とか、行動転換とか、いろいろいるんでしょーねー、飽きっぽいし。
取りあえず今日は掃除をしたが、少々手に終えない。どうしようも無くなる前に、片付けないといけないんだな、これが・・・
*****
この半年、バッハのインヴェンションばかりだったので、バルトークの『ミクロコスモス』を三巻から再開にしたのですが、昨年末は八ヶ月続けた『ミクロコスモス』の不協和音に、先生共々うんざりしていたのに、不思議なことで、再開するとその響きが気持ちよかったり。不思議なんて言っても半ば予想されたことでもあって、「先生、なんだかんだ言って、しばらくしたらやりたくなりますよ、これ」と言った通りになっている。
いずれブログの方に書こうと思って、バルトークの『ミクロコスモス』のネタはいろいろ勉強しながら温存していますが、折角だからちょっと触れて置きますと、これはバルトークが息子さんのペーターのピアノ学習用に作ったピアノ小品集で、楽譜は全部で六巻に別れ、153曲あります。
第一巻〜四巻までは比較的簡単で、五&六巻は演奏会で弾いてもいいくらい難度が上がります。
比較的簡単な四巻までは、バルトーク自身ピアノ初めて一年〜二年目の子供を対象なんて言ってますが、これが結構、真面目にアクセントやフレージングを気にすると結構難しく、拍子が微妙にずれたり、「うわっ、この指つるっ」みたいな動きがあって、なかなか面白い。←勿論、初見でささっとできてしまうレベルの人にはそんなことないかもです。
指の力がつくと言うより、無理に力を入れないとか、脱力についてよく考えさせられる気がします。
&面白いのが、ユニゾンってなんだ、対位法ってなんだ、フーガってなんだ、反進行ってなんだ、長調短調ってなんだ、旋法ってなんだ、と一通り、音楽の基本を学ばせるようになっていて、先生がそこで説明をいろいろするならば、生徒はグンと知識が上がる仕組み。各地の民謡の特徴を見せたり、後半にはシューマン風やバッハ風の曲を出して来たりと面白そう。日本風の曲もあったりします。
・・・なんて話でご興味を持った方に。『ミクロコスモス』の全曲を収めたCDはいろいろ出ていて、どれを聞いても一定水準の出来だと思いますが、私が一番好きなのは、校訂楽譜を出している山崎孝氏が演奏したもの。価格も安くて良い選択かなと。
バルトーク:ミクロコスモス(全153曲) 2CDs
ピアノ: 山崎孝
レーベル: フォンテック
最初の四巻の曲は、通常大変短いものですし、CDで聞くだけだと面白くもないと思いますが、山崎氏はそこでも手を抜かずにしっかり演奏します。きっちり右左で、アクセントの指示を守り、マルカート、スタッカート等々の弾き方(音の出し方)も明確で、スラーでやるところ(簡単に言うと、音をぶつぶつ切らずに弾く)やらないところをくっきり分ける等々、これは練習で苦労した人だと、「あー、それそれ!あそこがねー」と大変面白く聞けるかなと。
多分、録音の仕方もそこが明確になるよう撮っているとも思います。
自分で弾かない方でも楽譜を片手に聞いていると、ユニゾンってなんだ、対位法ってなんだ、フーガってなんだ・・・・・と、実例をもってわかるものになってます。もともと楽しみながら、音楽の基礎を学ぼうというもので、うまく作られております。
バルトーク集 4: ミクロコスモス〈第1巻・第2巻〉
編集・校訂等: 山崎 孝 解説: 伊東 信宏
出版社: 春秋社
バルトーク集 5: ミクロコスモス〈第3巻・第4巻〉
編集・校訂等: 山崎 孝 解説: 伊東 信宏
出版社: 春秋社
バルトーク集 6: ミクロコスモス〈第5巻・第6巻〉
編集・校訂等: 山崎 孝 解説: 伊東 信宏
出版社: 春秋社
初版を出しているBoosey&Hawks版はアマゾンで買いにくいですが、山野楽器などには普通に置いてあります。
いじょ〜