英語落ちこぼれ→取りあえずTOEIC935点のsergejOが贈る 大人から始める英語講座 辞書選び

2016年某日中:

辞書選びについて、二回に分けていましたけれど、電子版は変化も早いので、内容を絞ってひとつに纏めました。

どこの辞書自体は、下に挙げた柳瀬 尚紀や斎藤 兆史の著作を読んで、選べばよし。それをお使いのPCやスマートフォンのアプリで探せばよし、と短く言えばそれだけの話であります。
MacBookユーザなら内蔵辞書がもとから充実していて、なんら問題ないですね。もし、それに気付いていなかったら、アプリケーションで「辞書」を探して、使いやすい様にdockに入れておくのがよいでしょう。


さて、最初は前回のポイントの復習です。


一年経ったので、発音 / 単語・熟語 / 文法 / 読む / 聞く のそれぞれを振り返りましょう。

・自分がこの一年どんな勉強をしたか。なにが進んで、なにが進まなかったか。

・自分の強いところ、弱い所はなにか。

・復習すべきものはなにか?どうやるか?どの位で終えるか?

・継続ないしは、新たにやるべきことは、なにか?どうやるか?どの位やるのか?

英語の勉強自体ができなかった、やる気がやはり起きなかった場合は、

・やる気がなかったなら、ほんとうに自分に英語をやる理由なり、必要があるのか?

・できなかったなら、なにが原因なのか?改善するならどうやって?

などなど振り返りましょう。

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さてさて、一年も過ぎたら、そろそろいろいろ読む&聞くをばりばりやっていこうという段階かなと。

大体、文法事項がなんかピンと来ないとか、そもそも、読むのが苦手とか、話せない等々も、読む&聞くの量が圧倒的に足りないだけ、、、というのが、殆どのまともな英語勉強法指南書のいうことではないでしょうか。

それなしに、デキるようになるなら大したものだと思います。バイクの運転も一万キロ走って、やっと人並みなどと言うものです。

さて、本日のトピックは、「とりあえずネット上に無料で見られる辞書はたくさんあるので、しばらくはそれでどうぞ〜」と濁しておいた辞書の話。高いものは高いので、最初にいきなり話しても、うげーと思うかもと、一年待って居りました。



1.英和辞典、和英辞典、英英辞典

辞書には、英和辞典、和英辞典、英英辞典がありますが、やはり、英英辞典を使わないとかなりおかしな英語になる。なぜならば、日本語と英語でコノテーションが違うから云々なんて話は聞いた通りのはずで、繰り返すまでもないでしょう。

なるべく英英辞典で引く。それでなんだか意味が分からないならば、英和辞典を引く。まー順序は逆でもいいのですが、英英辞典も見るのがなんにせよ肝心ということです。

なお、和英辞典に関して一言すると、和英辞典で調べて、知ってる文法でむりくり文章を作るとろくなことはないです。読んだり・聞いたりして覚えた表現をそのまま、または、ちょこっと応用して使うのが良いようです。*1

英英辞典を読んで、特にその用例をちゃんと口にだして見れば、さまざまな表現を学ぶ事になり、また、実に簡単な“読む”の訓練にもなって一石二鳥です。

ここら辺の話は、いろいろな本に出ていますが、わたしがたまたま巡り会って面白いと思ったのは、

辞書はジョイスフル (新潮文庫) の商品写真  辞書はジョイスフル (新潮文庫)
著者: 柳瀬 尚紀
出版社: 新潮社

英語達人塾 極めるための独習法指南 (中公新書) の商品写真  英語達人塾 極めるための独習法指南 (中公新書)
著者: 斎藤 兆史
出版社: 中央公論社

*2

どちらも読み易く為になります。きちっとものにするためには王道はない、というところを解いているのも素晴らしい。手をかえ、品をかえ出てくる最新教材や最新勉強法に目移りする方には、ぜひとも必須と思ってこれに付き従ってくださいませ。



2.では、どの辞書がいいのか、パソコンか、スマホアプリか、電子辞書か、、、

では、どの辞書がいいか・・・と辞書の名前を挙げるのは、いまさらだと思います。

Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online の商品写真  Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online
出版社: Pearson Japan

【DVD-ROM付】オックスフォード現代英英辞典 第9版  の商品写真  【DVD-ROM付】オックスフォード現代英英辞典 第9版

出版社: 旺文社

ついでに日本語辞典なら、広辞苑だ、大辞林だ。

大辞林 第三版 大型本 の商品写真  大辞林 第三版 大型本
編: 松村 明
販売元: 三省堂

有名どころを中身を見て確認して選べば、間違いはそんなないでしょう。ダメなら違うものを試せばよし。そんなにクリティカルな問題はないと思います。

昨今考えるべきことはそこではないです。

昨今いろいろな媒体・形態の辞書があります。大きく四つ

  1. 本の辞書
  2. パソコンの辞書(HDD搭載型)
  3. パソコンの辞書(ネットにつなぐ型:付属のCD-ROMを入れて、ネットにつながないと動かないってのがあります。)
  4. いわゆる電子辞書
  5. スマートフォン / iPod Touchなどのアプリケーションの辞書(基本HDD搭載型と思います)

私は本の辞書を開くのが億劫で、というのは、本を閉じて、辞書に持ち替えないといけないのがなんか嫌だというだけです。本は本で、その良さがあるので何ともですが、デジタルの辞書の良い所は、

  • 二三文字ぱぱっと片手でうつと、ずらずらっと言葉が出てくる!
  • 関連用語に手軽に飛べる
  • 探す時間の短縮
  • 場所を取らないので、何冊も保管しやすい!(何巻もあるOEDがCD-ROM一枚ですし!)

に尽きるかなと。ただ、「辞書を読みきる」という本格派は、やはり紙の辞書が必要と思います。

私の場合、ノートパソコン*3を持ち歩く事が多く、いろいろ電子機器を開きたくないので、上述2パソコンの辞書(HDD搭載型)が必須。

常時接続環境にある場合、3.パソコンの辞書(ネットにつなぐ型)でも十分ですが、外出先の接続状況が望ましいとも限らないので、やはりHDD搭載型が良いのではないかしら。

さて、最近の注目は、スマートフォン / iPod Touchなどのアプリケーションの辞書です。これはいわゆる単体電子辞書を超えた操作性が素晴らしい!わたしはノートパソコン派で、手のひらデバイスは持たないのですが、先日知人のものを散々いじって、なかなか感動的でした。

YouTubeに映像が上がっているので、一つ二つご覧頂きましょう。*4

序でながら、国語の中辞典でおすすめの大辞林、超感動もの!

わたしは、もろもろ思案の結果、iPhoneには興味がなく、iPod touch 3Gが出るのを待ってます*5

辞書アプリケーションは、2,000円〜3,000円という価格で、大概100〜300MBというサイズ。音楽や映像もどの程度入れるか考えて、*6

こういう映像で確かめて、できれば友人知人が持っていたらいじらせてもらって、有名どころの辞書を手に入れればよろしいかと。

ここらの話は、変化が早いので、この辺で端折りましょう

最後に、iPhoneユーザが多いと思いますので、こちらの記事をぜひどうぞ。



あえて今、iOSの「内蔵辞書」を考える

http://ascii.jp/elem/000/000/869/869281/

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本日のまとめでもありますが、英語の辞書については、


英英辞書も使いまくりましょう。英英自体を使いたいなと思えたら、ちょっと英語に慣れて来た証拠です。

辞書を選ぶ際は、紙の辞書だけでなく、PCやスマートフォンの辞書も便利ですよ!ネットにつながないといけないものより、内蔵型・搭載型がおすすめ

 

操作性はいろいろ異なりますので、辞書の名前だけで決めないで、どういうことがどんな操作出来るのか、できるかぎり調べましょう。

であります。

一年目フォローはこんなところで、では今後もがんばって〜!

*1:日本語だって、本来そうやっているんでしょう

*2:後者、斎藤氏の著作の辞書の話は、特に第四章と第五章。

*3:MacBookですが、この中に既に、大辞泉プログレッシブ英和・和英中辞典、類語例解辞典、New Oxford American Dictionary、Oxford American Writer's Thesaurusが入っているのが大変いけてます!

*4:一つ目の映像はConcise Oxford English Dictionaryですが、折角OEDを手にするなら、フルのOEDが出ているので、それかと思います。

*5:未だにWin版の初代iPodを使ってまして・・・2004年頃の機種です

*6:一番浩瀚な辞書と言えるOxford English Dictionary+Thesaurusで6,000円です!CD-ROM版の日本の正規代理店価格36,000円ですからね。