木斛(もっこく)と椿を切る

樹皮ハンドブックのAmazonの商品頁を開く前回に引き続き、のどかな話であります。

「手伝いなさい」

という軽やかな命令が下って、庭に行くと、

「この通り、ひびが入って、どうしようもない木斛(もっこく)と椿を切るから、枝を支えなさい」

幹は直径20cm弱というところですが、切った先、3-4Mあって重うございました。

最近は、焚き火はいかんらしく、ある程度に切りそろえて、毎週何曜日かに出すんですが、これがまた面倒なんだな!!

枝を落として、幹も60cm程度に揃えるのですが、

「なんでまたこんな錆びたのこしかないの?」

と一向に進まず。しばらく、悪戦苦闘の末に手も痛くってしゃーない。

「ほんとうにこんな鋸しかないの!?」

と今一度、聞いてみると

葉で見わける樹木 (フィールド・ガイド) のAmazonの商品頁を開く「しょうがない・・・・」

と、取り出されましたるは、ちゃんと油紙引いて、ボロ布のまかれた、、、

力要らずで、切る時間も1/5なんですが!!

と、道具の威力を知った次第であります。早くだせよっ!と思ったぞ。小さい頃は、曲げちゃうからって、扱わしてもらえなかったんですが、もう私もいい年なので勘弁してください。

のこぎりと言えば、こんな便利なページが

http://gijyutu.kjp.jp/noko/index.html

ただ、こういう板でなく、太くないとは言え材木を切るので、我が家ルールで、縦引きを使いました(横引きだと、目がまいっちゃうという前提)。

途中、「あっ、蝶々だ〜」、「おっ、ムカデだぁ〜」、「あんた誰だ〜」などと、列を作った蟻なんてみていても、いいねーなんて思いながら、切った枝を興味深そうにくんくん嗅いでいる犬(キャバリエ ♂ 8歳)に、つかまえたトカゲを見せたりしていたのでした。

・・・えぇ、トカゲすごい好きなんです。こんなにかっこいい生き物が他にいるか!?と思うくらいであります。種類にもよるとは思うけど、トカゲって一般的なダークなイメージなんて全然なくって、呑気にひなたぼっこしているのが、なかなかいとおしゅうございます〜。手にとっても安全と判ると結構じっとしてます。

ついでに薮からしとの不毛な闘争にも手を出して、はねた土が口の中に入ったりすると、PC向かったテーブルワークやら、高尚な文芸やらもいーけど、まーそれだけじゃ病気にならーねーなんて思ったり。大体、土の弾力を感じるだけで、ウキウキする単純な自分を感じます。(あまり整備されてると詰まらんので、庭先はいい感じ。)

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林 将之『樹皮ハンドブック』

林 将之・和田 浩志『葉で見わける樹木 (フィールド・ガイド)』