新旧露都旅行記第四日補遺 − ロシア旅行服装講座付き!

漁船が拿捕されるは、医療品支援で入国手続きせいだとか、ちょっともめている時期のタイミング悪い連載となりましたが、構わず続けます!

サンクト・ペテルスブルクでは、さすがに写真撮りたい!という気分になって、随分撮りました。といっても、普段から写真を気にしていると、見えるも見えないので、一通り見終えた後に、一時間くらい使ってという撮り方だったでしょうか。
補遺として、昨日のエントリーと同日に撮った写真を幾つかご紹介。
Google Mapがあるのですが、




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ロシア語なので、なんのこっちゃです。
Aとあるのが、滞在先のアストリア・ホテル。Aが左下に見えるようにうまく位置を変えながら、三回ばかり+プラスで拡大してください。

まっすぐネヴァ河沿い迄上がると、金ぴかの元海軍省の建物にぶつかります。その右隣が、エルミタージュ美術館
そこから出ている黄色に塗られた三本の大通りの一番上の通り、地図上でやや右下の角度で走っていますが、これがネフスキー通り Не́вский проспе́кт(←読めない!!)。左から右に歩いていくとすると、○囲みの赤色のMの二つ目のちょい手前で左折すると、緑色の卵型の広場がありますが、これがプシーキン像の在るプーシキン広場。

200901291236191.Astria Hotelの室内

ホテルのウェブサイトがありました。イサク寺院という大伽藍のある広場に面して居ります。

質素で良い部屋で、日本で言うと、帝国ホテル、オークラなどと室内の感じが似ている・・・と言って良いのかな、、、もうちょっと落ち着いた感じ?いや、もっと古い感じか。雰囲気はなんにせよ、昔ながらの名門ホテルというものです。

ただ、資本主義導入後に積極的に商売しているわけでもなさそうで、似ているのはあくまで室内の話。ロビーなどは閑散としてました。あくまで5、6年前の話で、最近は存じませぬ。

椅子に寄っ掛かったら、背もたれがはずれて壊れたのがご愛嬌。はずれた骨組みを組み直して、数日間慎重に座って居りました。

200901291236202.ネフスキー通りの一コマ その1

ネフスキー通りの写真を二つ並べます。一つ目は、プーシキン広場から、ネフスキー通りに出て直ぐだか、ちょっと歩いたところ。階段は多分、地下鉄のりばです。

買い物帰りか、お勤め帰りの主婦でしょうか。

写真は少し色が暗めですが、実際はもっと鮮やかです。

20090129123621
3.ネフスキー通りの一コマ その2

上の写真には、薄緑やベージュ壁が見えますが、こちらは淡い黄色と同じく淡い朱色。これがなんとも華やかで、軽やかで。

電気バスといっていいのでしょうか、公共交通機関が撮れてます。

下がタイヤで、上から電気を取っております。欧州にあるトラムと同類でしょう。雪害を考えると、鉄路では問題があるのか想像します。

看板が余計とも言えるし、活気があるとも言えます。



ここで一つ、ロシア旅行の講座を

◎ 真冬のロシア(モスクワやサンクト・ペテルスブルグ)ではどんな格好をすべきか!?*1

私首都圏近隣の某県在住で雪害のある地方ですごしていないので、零度〜マイナス25度あたりと言われてもなんだかさっぱり・・・。そんな方の為に一つご参考迄。
私の滞在時が零度〜氷点下数度という程度で例外的に温かかったことはありましょうが、いままでお見せした写真で、現地の方の格好も参考になるかと思います。

ポイントを先に言ってしまうと、「防水性」・「20度を超える暖かい室内と寒い屋外との両立(←不可能?)」ですねっ。

● 帽子

耳まで隠れるものがいいです。雪がつもって溶けても染みない防水素材が良いのでしょうが、ジャケットが防水素材ならそのフードをかぶれば帽子の防水性はそんなに気にせずともよいかも。

フェイクファー防寒帽 マスク付き (フェイスマスク) 撥水加工 飛行帽  の商品写真  フェイクファー防寒帽 マスク付き (フェイスマスク) 撥水加工 飛行帽
冬のサバゲー サイクリングに


私は↑なような帽子をかぶってました。

フェイスマスクで街中歩いていたら警察に呼び止められそうな・・・

● 手袋

なんでもいいかと思いますが、わたしは内側が起毛の革手袋。これも外が濡れても中に染みない防水素材が良くて、その場合、ファッションものでなくスポーツ用品を探すのが良いかなと。私、バイク乗りで冬用の防水手袋もっていたので、それを使いました。(スキー用品が高い場合など、バイク用品は安い場合が多くていけてますよっ!バイク用アパレルは雨風を受けるので、防寒・防水などシビアです。)

濡れた場合を考えて二揃いあると良いけれど、多少とも嵩張ります。

● 靴

同じく濡れない防水靴が肝要です!靴下に厚手のものを履けば良いのでなんにせよ防水。脇から入らない様に、最低でもくるぶしが隠れるものがgood!街中は大概はしっかり雪かきしていますが、やっぱり、窪みもあれば、裏通りは手がついていなかったりで、水たまりや雪が積もる中を歩かざるを得ないことがあります。

普段、自分のお住まいの地域でも雪や雨の日に使えるか?日常でも履きたいデザインか?などが考慮のしどころ。

スノーブーツ系なら・・・その中でも歩きやすいモデルだと

保温性・防水性抜群の快適ウィンターブーツ【Caravan キャラバン】SHC-11 オリーブ(ユニセックス) の商品写真  保温性・防水性抜群の快適ウィンターブーツ【Caravan キャラバン】SHC-11 オリーブ(ユニセックス)
メーカー: キャラバン スノーキャラバンシリーズ

スノーブーツは要らない。あまり靴を持ちたくないので、梅雨時も履けそうなものが良い・・・となると、ハイカットの防水トレッキングシューズ系ですかしら。

キャラバン(Caravan) グランドキング GK23 の商品写真  キャラバン(Caravan) グランドキング GK23
メーカー: キャラバン グランドキングシリーズ

必要あるかないかわからないですが、念のため、防水スプレーを吹き付けて、

[コロンブス] COLUMBUS 防水スプレー アメダス1500 AMEDAS (180ml)  の商品写真  [コロンブス] COLUMBUS 防水スプレー アメダス1500 AMEDAS (180ml)
ツヤ革・起毛革(スエード・ヌバック等)等の天然皮革の靴及び、その他皮革製品や布地・人工皮革等の靴及びその他製品にご使用いただけます。


防水スプレーは現地にも持って行きました。それでも心配なら、靴の内側にビニール袋でもいれてその上から履きます。万が一靴の中が濡れたときのためにもビニール袋は持っておくと良いでしょう。

そうそう、多少は濡れるものですし、汗もかきますから、短い旅でも二足用意して、随時取替えて、休ませている方をよく乾かします(ホテルの室内で、靴なんて履いてられないので、スリップオンやサンダル的な履物も忘れずに!)。*2

● 靴下

厚手のものならなんでも良し。わたしは厚手と薄手と二重に履いて居りました。そうそう、靴選びの際には、厚手の靴下を履いて選んでくださいませっ!

濡れた場合を考えて予備を持っていると良いです。

● コート

結局、ダウンジャケットが良いのかと。フード付きの方がこれまた良いでしょう。腰迄隠れる長さならばよろしいのでは?

その上で、防水・防風となると、ファッション系ではまずないでしょう。すると雪山登山系になりますが、これまた高い!値段が高い!!!日本で、そんなもん要らない地方の方など、一回の旅行で大枚はたくのは困ります。。。

そこで一案!!防水・防風の単なるウィンドブレーカーならどこでも数千円で見つかるもので安いでしょう。それをいつものダウンジャケットの上に着れば安上がりです。晴れた日なら、そんなもの着ないで、普通にダウンジャケットだけでおけー

● その他

私は寒さ対策にNorth Faceの毛糸の上下など着ましたが、問題は

 建物の中はガンガン暖房利かせてあって、20何度と温かい・・・とゆーか暑い!

ことです。一日中外を歩く事もないでしょうから、毛糸のインナーなんて着てたら、建物の中で目まいがします。一日中、外を歩くならあった方がいいでしょう。いや、ほんとに「具合が悪いのか・・・」と思ったら、単に厚着過ぎただけだったんです、室内で。

ので!建物の中で脱げるように、脱ぎ易い重ね着がいいのです!が、そんなの難しいですよね。

私のその時の格好は、

上半身:下着+もう一枚Tシャツ+のどまで隠れるトレーナー+セーター+マフラー

下半身:下着+寒がりなのでくるぶしまでの普通の木綿の股引+厚手のズボン

でした。下半身は、脱いだり取ったりし難いので、我慢が肝要ですね。上半身は脱ぎやすい方がいい。ホッカイロの類いは必要なかったですけれど、それも、一日中外を歩くならあってもいいのかも。

・・・という次第で、雪国の方なら既にお持ちでしょうし、そうでないところにお住まいの方も、そんなに新しく買わずに住むものかと。新たに買うのは靴とウィンドブレーカー程度ではないでしょうか?それでもどうしようもなかったら、現地調達すれば良いと思います。

観光ではなんだかんだと毎日長い距離歩くことになると思います。もし、お金に余裕があって、一日タクシーを借り切る方などは、そんなにいろいろ考えないで良いのでしょう。

では、写真の続きで、マリインスキー劇場内部を。

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4.マリインスキー劇場の豪華な緞帳

見るからに重そうです。

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5.マリインスキー劇場一階席から

先日のボリショイ劇場同様木の椅子が一個一個並べてあります。しかし、まー絢爛豪華な内装だなぁと感心して居りました。

室内の服装は至って普通とお分かりかと。

椅子の幅はそれほど広くないです。

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6.オーケストラピット

以上であります〜

*1:2016年某日注:この項目だけちょっと手直し致しました。靴も本格派のキャラバンから選択

*2:防水と謳っている靴であっても、ゴム長靴のように完全防水となってない場合、地面から何センチの水に何時間といった条件があります。特にシューズ系の場合、防水性能には差が大きい。メーカーサイトをよく見たり、メーカーに問い合わせたり、雪国出身者、登山・トレッキング経験豊富なショップ店員さんにもよく相談して、即決せずに決めて下さいませ〜