本日はペーター・レーゼルのリサイタルに行って来たぞ!べートーヴェンのソナタ全曲演奏会初日 at 紀尾井ホール

タイトルの通りでございます。台風一過の清々しい午後に、上智大学の脇を通り抜けて、紀尾井ホールに行って参りました。女子大生の皆さん、かわいーねー←そーゆーこと書くなって、、、

そうそう土手の木々にはまだ蝉の声が。9月も末と言うのに、あったかいんですねー。

弾き手はペーター・レーゼル Peter Röselという東ドイツ(←teenagerは知らない?ドイツは二つもあったんですよっ)出身のピアニスト。べートーヴェンのソナタ三曲でした。

さて、リサイタルの詳細&ペーター・レーゼルのおすすめCDについては、ごめんなさい!!!ながら、弊音楽ブログの方にて

ペーター・レーゼルのべートーヴェン ピアノ・ソナタ・リサイタル初日 at 紀尾井ホール および レーゼル室内楽曲集(8枚組)について!
http://sergejo.seesaa.net/article/106879819.html

音楽ブログの方は、割と真面目な口調ですが、こっちはくだけてみてまーす。

これから三日間、あちらの音楽ブログで、edel CLASSICSレーゼルの浩瀚なBoxセットについてご紹介致しますので、のぞいて下さいませ!

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演奏会について書くのは「ここんとこがこんな風になると、、、」「ここんとこが良かった!」というのも音源示せないですし、なかなか難しいですね。

パンフレットを見ると、すごい大げさなことが書いてありますが(「不滅の名演奏」「ベートーヴェンの真影に触れる」「新たな伝説の幕開け」等々)、さすがにこれは大げさかなと。ま、こういう文章は大げさに書いてなんぼなものので、読み手が割り引いていることでしょう。まともに信じていたら、スピルバーグなんて「これだけは作りたい!」という案を幾つも抱えていて、人生の最高傑作を何本も撮っていることになってしまいます。。。

テクニックや構成力がうまくいっても、どっかで客観的でのめりこませない・・・のが、レーゼルの特徴で美点もそこと関連ありかなと思ってます。

そんなちょっとした冷ややかさも時に変わって、録音でも独奏だったら、モーツァルトベートーヴェン(20080921注:うそでした。ベートーヴェンはやっぱりよかった。ロマンテックな曲、幻想的な曲が、べたべたにならず、左手が利いてても重くならずの具合がgood!と言えばいい!?!?)より、ブラームスの方が面白いと感じますし、ロシアものがそれ以上に「なんでこういうとき勢いが違うの!?」って感じで、聴いていてのめりこまさせるレーゼル

でも、今日のソナタでいうと、一番簡単な20番が一番隙なくきちっと変化をつけて、推移も自然で、全体の流れもgood!と面白かったです。音色を可愛らしく変えたりで、こっちもニコッみたいな。それで、リンク先にも書いたように ソナタの第9番〜第18番までの朗らかな曲がいいのかな・・・と思いました。*1

とは言え、私はバッハのインヴェンションでつかえているヘナチョコなので戯言とお思いくださいませ!!

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そうそう、演奏とは関係ないところで、、、

たま〜にあるのですが、けっこうないびきを書いて寝入ってしまった方があって、みんな見てました。

といっても、視線を送って起きるのは超能力の世界と思いますし、本人は悪気はないもの。
「ちゃんと寝ていらっしゃれば・・・」といっても、まー眠い時は眠いですし、、、

ということで、

・横の方が軽くつっついて、起して良い
・ご本人が耐えられなくなりそうなら、休憩で退室(でもコーヒー・サービス。聞けないことはかわいそうですし♪)

なんてところが落としどころなのかしら、、、

昨年のバレンボイム指揮/ベルリン・ドイツ・オペラの横浜公演のように、退院されたばかりのお年寄りが、「ながーーい!ながいーーーー!」と叫び出してしまった・・・という場合は、いかんともし難いですが、、、

わたしはNHKホールだったので、その話を聞いた時は、ウケただけですが、まー行った方はたまったものではないものです、、、*2

NHKホールはもう私なんぞには、狭くて狭くて!はっきり言って、単なる拷問です。第一幕終わったら、そこかしこで屈伸運動。とあるおじいさんはしびれて階段でよろけて、奇妙なびくつきを見せる始末。この時は、「歌手は別に悪くない。演奏は久しぶりに良かった。さすがバレンボイムだ。すごい良いけど、没我!ってまでのめり込ませない。。。なんにせよ、死ぬ前に帰ろう・・・」と私も途中退出組でした。←びんぼー人が贅沢だっ*3

もう一つ気がかりなのが、我々聞き手側でも高齢化が進んでいることでしょうか、、、そりゃ、のだめコンサートや熱狂の日*4なら、若い人は多いですし、もうちょっとメジャーな方だと若い人の数も幾分増えるのですが、、、

海外で聴いた時は、もうちょっと老若男女入り乱れてって書くと変ですけど、もちっと混じってたな〜と思い出したり。。。

それに対する対策なんて私の不肖な頭では思いつかないので、どーするのかなーと思うだけですが、、、

・・・ま、もっと安いコンサートなら若い方もいるから単に予算のことかも知れませんね。

 

*1:ベートーヴェンのピアノ・ソナタは名曲が沢山あるので、ぜひ全集で揃えて聞いてみてくださいませっ!8枚くらいのセットかな?でも、損は絶対しないと思います。

*2:でも演目は、《トリスタンとイゾルデ》。笑えるでしょ!

*3:それで第一列がえらい身を乗り出して、バレンボイムもよく見えず。正直、「落ちてしまえ〜」と思ってました。

*4:今年のGWなど、熱狂の日って言って、シューベルトがテーマだったら、弦楽五重奏曲か最後のハ長調交響曲やりまくるしかないのか!?と思ったり!!そんなことなかったけど!