数字の読み方の違い − 10代と20代でうけてるモバイルコンテンツが違うよ〜の記事を読んで

数字の読み方もいろいろ違いがあるなーって、当たり前のことなんだけど。

http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=3434

を読んでつくづくそう思った。

けれど、これの元記事の

https://markezine.jp/article/detail/4534

を読んで、FPNの記事での数字の読み方は書き手の興味なりバイアスが色濃く出たのかな・・・と。

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自分が元々のFPNの記事というか、グラフを見てまず思ったのは、

・10代と20代でライフスタイルが違ってその中での携帯の使い方が違うのでは?
・10代と20代で、資金量、活動範囲、それに伴う興味の対象が違う
・どの道、それほどお金を使わない手軽な楽しみという点では似ていると言えるかな〜

といったところ。。。←これも、バイアスと言うか偏見に満ち満ちていたりして!!

とは言え、FPNの記事で赤丸がついてなくて、乖離が大きいものにも着目すると、そんな読み方になるかなと。

で、この違いは10代と20代の普遍的な差だろうなと。つまりいまの10代が、20代になった時には、根本的にはいまの20代のようにふるまう。。。と思う。←資金量と活動範囲が増えるから。

そこで、元記事の方を読めば、やはりライフスタイルの差の方が重視されていたか・・・と、納得。

敢えて極端に戯画を描くと、10代では携帯を開いた先が学校の外のもう一つ世界だけど、20代は他にもいろいろ興味がある中で携帯使うって感じ。勿論、戯画として極端に書いたので、「そんなことはないよ〜」と感じる方も多いと思います。*1

ただ、意外なのは映画・演劇・コンサートが10代の方が明確に高い点。これはちょっと不思議。かなりお金が掛かりそうな→10代にはちょっと手が届きにくい、、、と(自分の今よりはるかに貧しい私の学生時代を想像して)思うのですが、どうしてだろう?

FPNの記事で書かれている

* 新しいジャンルに飛びつくのは10代が中心か?
* 10代に向けた新しいコンテンツ展開が多いのか?

というのは、携帯利用時間の差と落とすお金を考えないと考えにくいかなと。それぞれの市場規模などもわかるといいですよね。というか、そここそ行動を決定するには問題なんだろう・・・と。

ただまー、基本的に、資本を高速増殖回転させる為に、だましやすい判断力のないグループを、習得に技術や経験のいらない誰でも持っているよーな快楽で吊るというのは、現代経済で長らく基本路線だったので、「最近の10代は金持っているので、そこをなんとか狙おうと頑張ってます」という風に2つのstatementをつなげるのがいいのかな。*2←子供を金儲けの道具だけにするのはどうかなと思います。

なんだかんだ言って、10代の方が明らかに高いコンテンツは、10代向けに開発しているとしか自分には見えないので、まったく第三者の自分などは「これからの20代は、iPhoneやその類似品使うんじゃない」って意見になっています。*3

かくいう30代のわたしは、ノートブック&emobileなので、サイズの大きなモバイルどまり。

携帯は、電車乗換え、メール、電話利用は緊急時のみという程度。外出時は、前日に情報を調べて、PCから電話に送るという程度。*4

*1:そもそも、10代、20代って言っちゃうと、全10代、全20代が入る感じがしちゃいますし。そういう言葉遣いの曖昧さによる、変な論争も多いと思います。変な話だけど、私の中学・高校時分、おにゃんこクラブが席巻したようないい方されると「それはあり得ない」と私も思うようなもので。

*2:思い出せば、中学高校時分は、毎月読書感想を宿題に貸していた現国のせんせーが「赤川次郎を読むのは読書とは言えないので、、、」としていましたが、いまはなんて言ってるんだろう、、、さすがに母校で携帯小説読む生徒が多いとも思えないけれど、、、いまできることばかりやってたら、伸びがないよな〜。哲学でもなんでも古典なら中学生で十分読めると思います。単に慣れの問題でしょう。とっつきが悪いけれど、じわじわと面白くなるもんですし。

*3:どーせ、NTT Docomoで出るだろうからiPhoneはまだ買わない。どーせNTT Docomoがアップルの条件を「呑める呑めない」、「それは社内で稟議を通さないと・・・」と話がなかなか進まないだけだろうなと。Yahoo BBがあるからといったアナリストの話を読んだけど、電話回線でネットにつなげるんだからあんま関係なくない?業務をする中での実情って、もっとグダグダなことが決定する因子になるんだけど、アナリストとか記者は、それだと“記事を書いている自分が利口そうに見えない”から、もっともらしいことをあれこれ書いているんだと思う。
ついでに言ってしまうと、さまざまなプロの記事というのは、多分、閲覧数が勝負になっているから、安易に閲覧数稼ぐ内容になりすぎててつまんないなーと。製品貸与して欲しいから、出る前は誉めておき、貸与されると自分の立ち位置を目立たせたいから、周りが誉めている時は、けなす内容、周りがけなしていると誉める内容・・・ってところが実情ではないかしら。
当たり前のレビュー読みたいよな〜とつくづく思います。

*4:なお、この手の調査って、どの程度無作為抽出なのか、659人が適当なのか、もう一度、同じ手法でやったら、どんな結果になるのか、、といったことが気になるのですが、如何?