英語落ちこぼれ→取りあえずTOEIC935点のsergejOが贈る 大人から始める英語勉強法講座 第一回 心構えその1 やればできてしまう

思いつきではじめます。

せるげーの大人から始める英語の勉強法講座。講座といってもだらだらおしゃべりです。

まずは私自身の経歴のような話をしましょう。高校くらいまで英語は学習意欲が湧かず、さっぱりでした。当時は「英語なんて仕事でかかわらなければ必要ないだろう」なんて言えた時代なのでした。呑気なものです。

行ってた学校は、高校で科目毎に上下クラスに分けますが、見事下のクラス。そりゃそうです。やってないのですから!

その後、いろいろお勉強したりなんなりで、TOEICで935点取得。

これは試験勉強の要素があるので、ぐっとくる良い文章が掛けるとか、流暢かつ詩的に話せるなんてものでは毛頭ありません!なお試験勉強はその点を取った時に止めました。

点数だけでは判り難いので、私の英語力をもうちょっと説明しますと、ちょっと長い英語の文章を書けば、ネイティヴの添削の先生にメタメタに直されます。「意味は通じるが、自然な文章ではない」ってやつです。でも、そこそこの映画なら字幕なしでも楽しめ、適当に会話も楽しめ(←幼稚な会話!)、日頃海外のサイトを見たり、英書を読むなど、結構英語での情報収集には積極的です。

英語圏のどこぞの国に行って、ちゃんと現地の人と交流すれば、一年で私のレベルなんて直ぐに超えるものでしょう。しかし、中々そういう機会にめぐまれることない、、、これが悩みどころ、、、

 私も、海外駐在経験はゼロです

同じ状況の方々で、“そこそこの映画なら別に字幕なしでも楽しめて、適当に会話も楽しめて、日頃の海外のサイトを見たり、本を読んだりすることは出来る”ようになりたい・・・という方に、私が「これなら!」と思う、

 簡単にして、安くて、無駄がない方法

を書いていきます。もっとペラペラで点も高い方々が世の中にいらっしゃいますが、私の場合、「落ちこぼれでも、試行錯誤、ときに遠回りしながら、まーこのくらいになりました」という実例なので説得力になる!!・・・はずです。

無駄が無いというのは、「あれこれ手を出さずにこれだけ」という意味です。いろいろ試したので、必要のありやなしやには見当がついております。

安さも重要。お金を無闇にかける必要なんて特にないんです。

しかも、なるべく一日15分〜30分で*1、後は電車の時間や生活の中のちょっとした時間を利用してという具合で参りましょ〜!

読めば、「ありきたりのことじゃないか」と思うことでしょうが、ほんとそんなものです。でもそうわかって、脇目も振らずに日々実施が難しい・・・

参考書をフランス語やドイツ語等々に変えれば、他の言語習得にも役立つものでしょう。

期間は

 一通りの準備で一年半。
     さぼりながらでも合計二〜三年は地味にやってみましょう

これだけ頂ければ、かなりできるようになるはずです。長そうでも振り返れば、あっと言う間です。*2

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まずは心がけ。本日はそこまでだが、大事なことです。

 要するに続ければ良い

は実に真実です。

単語力・熟語力、読解力、読むスピード、リスニング能力は、なにはともあれ経験の量がものを言うと考えております。しかも、すぐそれらの能力が身に付くものではなくて、何ヶ月といった単位で、ぼこっとレベルが上がる。

なだらかな坂のように能力が上がるというより、階段のように、しかも段差がまちまちな階段でして、、、気づくと「おおっ、ちょっとはよくなったなー」と。

なので、途中で我が身を振り返っても、「勉強したのにさっぱり成果が見えない、、、」と感じてしまいがち。成果が見え難いから、ついつい諦めてしまう・・・。諦めたくなくても、そもそも、毎日なにかをやるって大変なこと。ほんと、継続は力なりなのかな〜と。でも、これを言い換えれば、

 やってりゃできるよ、誰でも!!

です。成果が見えにくくても、ちゃんとやった分は返ってきます。特に基礎の部分は、全部一通り終えて、繰り返してものになるまでは成果はでません。ゆえに、少なくとも一年半はそんなに成果がでないはず・・・当たり前のことなのに、ここで諦めて右往左往してしまうのが常です。

ここでもう一つ大事な言葉

 王道なんてありません

毎日、朝晩復唱してくださいませ。

 王道もミラクルもない!
 王道もミラクルもない!!
 王道もミラクルもない!!!

あると思うから、派手な宣伝文句に誘われてあっちこっちと手をだしてしまうのです。
半年でTOEIC500点が900点!だとかなんとか・・・ほんとかよ、と失笑します。たったの一年でって毎日何時間も受験勉強並みにやってたりとか。*3

そんなミラクルなんてないとマメに頑張る人が報われると思います。
私もそう気付くまで大分掛かって遠回りしました・・・

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やってりゃできるよ、誰でも!!の実例ですが、わたくしは海外営業部の経験がそれなりにありますが、最初はTOEIC600点にもとてもいかない〜って方でも、その内、

 誰でもそこそこにできるようになる

のです。何故かを考えますに、

 業務に必要&できないとどーしよーもない

なので、嫌でもある程度の勉強量を日々継続してこなしてしまうからではあるまいか!?!?!?

怠け者〜であっても、「すみません先輩!外人から電話なので出てください!!」なんて言えません!そこで「恥ずかしくないくらいにはなりたい」と頑張る。

無理したらいけません。ほんとダメ!!

 無理の無い適度な量を日々こなす
 ちょっと足りないから明日もやんなきゃ!くらいが良い

やりすぎると「昨日ちゃんとやったからいいや。ちょっと満腹」となりがち。運動なんかも一緒ですね。自分にとっての「ちょっと足りないからやらなきゃ」くらいの感覚を大事にしてください。

「マイペースで地道に」が大事です。覚えるのに、慣れるより、人より三倍時間が掛かるからって、諦めてはいけません。それは、三倍時間を掛ければできるってだけのことです。

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さてさて、「英語を勉強する必要性」に迫られていない場合、継続することが、まったく自分の意志・信念・やる気になってしまうのが、実は一番ネックだと思います。

そこで、

 どうしても毎日英語に接したいような何かの理由・仕掛け

を見つけるのがすごく大切になります。
勉強したくなりたい状況なら、無理なく勉強できるに決まってます。

例えば、異人さんもいらっしゃるなんかの定例会があっておしゃべりを楽しくしたいでもなんでもよろし。観光地の方で、観光案内の通訳のアルバイトやりたい!でもなんでも。

相手だって、「こいつ英語習いたいだけか」と思うと利用されているようで面白くないですから、英語の勉強以外の例えば趣味の同好会などでつながるのがよろしいでしょう。

そういう機会もなければ、英語の勉強のライバルを見つけて、「わたしは今日はこれをやった」とSNSを介して張り合うとか。・・・でも、あれかな、他人の柴が青く見えるので、勉強を張り合うのはやめましょう。

SNSで毎日独り言報告してみるのはいいかも。読み手がいなくても、公に報告すると、ちょっとさぼりにくくなります。

 定期的に公開試験を受ける

のもモチベーションになります。テストにもお金かかりますから、なんとかいい点を取ろうと頑張りやすい。

あと、そうそう

 日頃の勉強素材に面白いものを採択する

も重要。強制力がなくても、続けられます。ただ最低限の単語&熟語・文法の勉強はあんまり面白いものではないので、そこは我慢。これが一年くらいは掛かるのがネックなんですね。

その他、他に使いようのない空き時間を利用するとかいろいろ手段はありますが、これは順次説明することになるかなと。

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学生の方なら、成績だの、受験だの、将来の職業選択だの、いろいろ理由は見つかるものでしょう。

でも、大人の方で、毎日やるほどのなにかを見つけられないなら、いっそやらないで、いまほんとにやりたいことに注力された方がいいと思います。

転職を考えている方なら、英語で何点取ってますは、ちょっとは有利ですかね・・・?

毎日たったの30分もできないことは、その人に必要ないことではないでしょうか?

結局やりもしないのに中途半端に時間と多額のお金を使って、それでいつも気持ちだけ「やらなきゃ、やらなきゃ」なんてのは不健康ではあるまいか。

そんな中途半端に勉強するなら、ほんとに自分が楽しめることに打込んだ方が良い人生ではないでしょうか?もしそれが、英語を話す外人さんもいるなにかの趣味の集いであれば、たぶん英語をやる気も起きるでしょう。

あ〜やらなきゃ〜とやって中途半端にやめているなら、英語の勉強なんぞ忘れてしまって、そんな広がりのある趣味を必死に探す方がいいと思います。

本日はこんなところで〜

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今日のポイント

英語なんてやってりゃできるよ、誰でも!!
でも、大事なのは
どうしても毎日英語に接したいような何かの理由・仕掛けです!

王道なんてありませんよ!!!

でした。*4

次回の 大人から始める英語講座 第二回 は 心構えその2 繰り返せ です。では〜
http://d.hatena.ne.jp/sergejO/20080602/1212389812

*1:2008年6月23日注:さすがに一日15分〜30分は無理でした。第十四回 http://d.hatena.ne.jp/sergejO/20080623/1214149038 で試算しておりますが、1日1時間で一通り終えるのに一年半は必要でした。ごめんなさい!

*2:受験もそうですけど1-2年で成果をと考えるから大変なのです。逆に中学生から地味に真面目にやっていれば、かなり余裕ということです。好きなことに時間を割きながらも、国数英などは地味にやればのちのちかなり楽です。

*3:その教えを見ると、やることは大して変わらんもんなんです。英語学習関係がやってんじゃないのというものなども中々香ばしいですね

*4:中学生の方などは、授業/教科書事情がいろいろ個々人違いましょうから、鵜呑みにせずご自分の事情に併せて適宜変更よろしくお願い致します!学校の勉強とは異なる自主勉強の話と思ってください。英語に限らず、自主勉強をちゃんとやってる人には適わないものと思います。ちょっと難しい大学の受験英語でも、日本語に訳したらかなり簡単な問題なのです。単に英語が苦手でろくに読めてないから難しく感じるだけです。私も大学受験時に、英検2級とTOEICの勉強に振り替えてかえって楽でした。中学生の方にして、6年一貫校ならなおさら余裕があるので、ぜひ参考にして頑張ってください。