書評・レビュー・感想

ミュージカルというかなんというかを見て来たぞ!の巻

先日、かわいーお嬢さんの知り合いが、、、知り合いというより、わたしが良いカモなだけではないかという疑いは甚だあるのですが、 ベリーダンスで舞台に立つので見に来てください!というので、都内某所に観に行って参りました。ベリーダンスなら、露出が多…

非文学的日本古典案内 その4:鉄舟と両刃鋒を交えて避くるを須いず・・・の公案の続き続きの続き

2012.01.31付けご注意: 山岡鉄舟に関しては、一時資料があまりに乏しいのですが、元々のエントリーで取り上げた安倍正人編『鉄舟随感録』は創作部分が非常多いと指摘する研究がありました。 http://www.tesshu.info/abe.html http://www.tesshu.info/ushiya…

非文学的日本古典案内 その4:鉄舟と両刃鋒を交えて避くるを須いず・・・の公案の続き

2012.01.31付けご注意: 山岡鉄舟に関しては、一時資料があまりに乏しいのですが、元々のエントリーで取り上げた安倍正人編『鉄舟随感録』は創作部分が非常多いと指摘する研究がありました。 http://www.tesshu.info/abe.html http://www.tesshu.info/ushiya…

非文学的日本古典案内 その4:鉄舟と両刃鋒を交えて避くるを須いず・・・の公案

2012.01.31付けご注意: 山岡鉄舟に関しては、一時資料があまりに乏しいのですが、元々のエントリーで取り上げた安倍正人編『鉄舟随感録』は創作部分が非常多いと指摘する研究がありました。 http://www.tesshu.info/abe.html http://www.tesshu.info/ushiya…

能を観て来たよ!− 番組:狂言『末広』・能『羽衣』観世九皐会

先日、実家に近い某県県南に於いて、http://d.hatena.ne.jp/sergejO/20081208/1228738407 で、「良い声だなぁ」と書いた方の公演があったので観て参りました。愚拙至って無教養で、能の舞台は物心ついてから初めてでしたが、これが面白いもの。どんな様子か…

観光案内 − 民芸関係で、備後屋と日本民芸館に

前回ちらっと書いた欧州の友人の観光案内で、「奥さんがCeramic Artistだから、そんなに高くないお土産を・・・」と仰有るので、●備後屋 http://www.quasar.nu/bingoya/●日本民芸館 http://www.mingeikan.or.jp/を廻りました。「東京で、その手の買い物なら…

いやはや、また年甲斐もなく感動してしまった − グレンラガンの終幕の主人公とヒロインに

いやーまた大人げなくはまってしまいました。年末年始のグレンラガン再放送。四月の映画第二作の宣伝を兼ねての放送でしたが、見事にノセられました。でもってTV放送は途中まででしたが、映画を待てずに、最後まで。天元突破グレンラガン1 (通常版) [DVD] 監…

末木文美士さんの『日本宗教史』大変刺激的でした!

2016年某日注:すみません!このエントリーで語ったことは、いまは宗教問題とは思わないです。いまなら政治的問題、ないしはテキストから考える宗教とします。テキストを元にした闘争史とかなんとかなんといいますか、、、「祭政一致」などと気安く言ってら…

D.H.ロレンス 1925年の手紙から − 偽りの一面性ではなく、全体になること

洋書のご紹介を兼ねて。多分、夜読んだ方がしっくりくるエントリーです。先日、わたしのところで初めてD.H.Lawrenceの本を、しかも原書で、お買い上げになった方がいらっしゃいました。嬉しかったので年頭の英語関連の一つ目は、ロレンスを取り上げます。D.H…

敬語にしてやられた不勉強な私でしたっ − 野元菊雄著『敬語を使いこなす (講談社現代新書)』ご紹介

いやー、ほんとに寒い!!禁煙しようと少なくとも部屋では吸わないことはこの一ヶ月守って居りまして、でも、ベランダで時々吸って居りますが(←禁煙ぢゃないっ!!)、こんなに寒いとすぐに消して帰ってくるし、なんだか寒中気持ち悪くなるので良い機会です。…

Gospel in 文楽 2008年12月23日 at 滋賀県

今回は、本業ブログへの誘導のみであります。2008年12月11日:クリスマスも近づきました ー これも一つのクラシック 文楽『キリストの生涯 / Gospel in 文楽』 http://sergejo.seesaa.net/article/111065448.html9分ばかりの映像もつけておるますが、大変興…

批評について:ほめごろしなのか、本気なのか・・・なんにせよ、自分の感じたことを大切に!

http://www.artespublishing.com/blog/2008/11/13-231これ大変面白い内容で、片山杜秀さんすごいこと言ってるなー、と苦笑 吉田、加藤、川本のお三方は、批評家オレオレ詐欺(「オレだよ、オレ、これ書いてるのオレ!」)、はたまた内容物偽造(「○○和牛です。…

やってみた − 一行紹介

この一行紹介なかなか面白かったhttp://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20081205そもそも、最近の子は 古典ブンガク など読むのだろうか、と思う所ですが、ちょっと前になにが縁だったか知り合ったパンク少女が『ファウスト』ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫)著者:…

それ前提が違うから、、、− 私が習った経済学のおすすめ本

数日前、電車の目の前の方の新聞に、京大のケーシー佐伯のコラムがあって、しっかり読んでしまいました。要旨は、 新自由主義と金融資本主義がおかしいのは、端から判っていた いま、この10年が明らかに失敗したと考えて、きちっと何がおかしいか議論してお…

小利口な答え − いつも通り、推薦図書付きの話です

クリスマスも近づきました。独り身の救世主せるげーです。この時期、闇雲に相手を確保して、生殖行為に励むのも虚しゅうございます。明日より、クリスマスから年末年始に掛けて、一人でも有意義に過ごせるよっ、エントリーを書きますので、ぜひご参考にっ。…

まとめ と 話の襞

グレゴリー・ベイトソンの再度の宣伝を兼ねて。精神の生態学著者: グレゴリー・ベイトソン 翻訳: 佐藤良明出版社: 新思索社この書籍に所収の『ヴェルサイユからサイバネティックスへ』というちょっと変わったタイトルの講演録から長めに引用致します。ヴェル…

日常生活をよりよく考えるために − ヴィトゲンシュタインの1944年の手紙から

いつぞやおすすめしたレイ・ マンクによるヴィトゲンシュタインの伝記について、再び。ヴィトゲンシュタインは、19C末頃はオーストリアの大富豪の末子として生まれた哲学者。口笛がうまかったそうです。工学を学んでいましたが、興味は哲学に移り、ケンブリ…

小林秀雄の中庸再び ー 二項対立で捉えずに、素直に全体を眺めてみる

真面目に書いた話ほど、反響を呼ばないと観念しているせるげーです。みんな、どっかいっちゃえ!!!以下、真面目にいくよぅぅぅ 先日、http://d.hatena.ne.jp/sergejO/20081113/1226558905で挙げた小林秀雄の『中庸』ですが、冒頭の文章が面白いもの。 左翼…

動物行動学が人間理解にかなり具体的に役立つ・・・って思った時の話。いつも通り、ゆるいけれど。。。

外見を美しく保ちたいと思う、そういう思いは心のことだから内面の美しさだ。「・・・って、福山さんが言ってたもん!」 という女の子が居て、女子に皮肉で返すのは、後が怖いから止めて久しいにも関わらず、 「まーねー、そうなのかねー。福山は余計な事言…

それとなくものを言う人たち、、、というくくりでおっけー?

1.実はオシム監督はここ最近の一番のアイドルでしたあんまり語られないようになったので、今更ですが。オシム監督好きでした。いろいろ出た本も実は読んで居ります。日頃、古典だ、経済学だ、クラシックだ、といいながら、そうでないものもそこそこには目に…

微妙に気持ち悪いネタとかもろもろ

みなえちゃんのパロディ作品より(あんなのマジじゃないでしょ?)、ルー大柴の英語の方がよほど日本的と感じるくらいセンスの悪い愚物のせるげーとお思いください。お寒うございます。 0. ゲーテ曰くモリエールはどんなに苦しんだことか!ルソーとヴォルテー…

機を見て敏に ー 小平邦彦『怠け数学者の記』を再度おすすめ致します

2008年11月28日注:このエントリーは、かなり含みありな話です。皆様、もうご覧になったことでしょう、先日の産経コラムから、なんだか方向性の転換が伺えるうめだ某氏のエントリーttp://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20081107/p1 ← h を抜いてあります。コメ…

非文学的日本古典案内 その3:勝海舟が読む歴史「いはゆる眼光紙背に徹するといふのは、つまりはこんな事さ」

最近、「盛るぜ〜、ちょ〜盛るぜ〜〜」が頭にこだましてしょうがないせるげーです。日が陰るとすっかり寒さも増す今日この頃、いかがお過ごしですか?あまりに音楽ネタが続いているので、すこし違う物をっってなこって、いつぞやの名将言行録の続きです。そ…

マツノ書店をご存知ですか?—山口県は周防市の古書店兼出版業

いつもの通り関係あるようなないような枕から。一つ前のエントリーに書いたわいわいでは、黒さん(仮)の旦那が、「ふーーん、独立ってなにやってんだい?」と。それで説明すると、「在庫なし、隙間産業、、、基本自宅だね、よし。人数は?」「二人。マーケテ…

最近のもろもろ − お仕事関連、やわなファインマンのおすすめとかなんとか

こういうものは、人に見せるというより、自分で整理みたいなもんらな〜 丁度そんな記事を書いた先週から一週間。1)お仕事関係(プロフィール欄ご参照)・先週済ませたブログ改変(2カラム→3カラム、手作りの記事案内)で、流入3〜4倍、実質的な読者(何分もちゃん…

ジミ・ヘンドリクスの限定盤Boxが四種類発売中&迷ってる方にジミヘン入門 − 単に宣伝ですぅ〜

クラシックの話が続いたので、久しぶりにPop&Rockの話です。Amazon見ていたら、ジミ・ヘンドリクスの限定盤Boxが四種類発売中らしい。でも今年の8月末に出ていたんですね。※日本への割り当ては300セットのみですので、ご注文はお早めに!!! とのこと。「そう…

プロフェッショナル仕事の流儀 宮崎駿のすべて を見て

面白い番組だった。宮崎氏が話す番組を見るのも随分久しぶり。http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080805/index.htmlあの番組を面白いと思ったのには、遅ればせながら読み終えた宮崎氏のインタビューや対談、折々の機会の講演などを集めた書籍が…

中学生からかな?2008年 夏休み用人文思想系の書籍案内です〜 3 of 3

中学生からかな?ないしは から!として、連日2008年 夏休み用の名作案内しております。理系な本は私は毎月一冊読むように心がけている、、、居るだけで実践できてないですが、なんにせよ自信がないので今日が最終日! 中学生からかな?2008年 夏休み用の割…

中学生からかな?2008年 夏休み用人文思想系の書籍案内です〜 2 of 3

お暑うございます。「なんにもないこの俺だけど、ただ叫ぶことだけはできる!」なんて考え方が結構ハタ迷惑で、世の中ややこしくするのかな・・・とふと思ってしまいました。独り言です。叫ばれたら、少なくともうるさいです。中学生からかな?ないしは から…

中学生からかな?2008年 夏休み用人文思想系の書籍案内です〜 1of3

2016某日注: いまの時点で見直して、そんなに悪く無いけれど、 この二冊↓は抜きます。 ●ヘーゲル『法哲学講義』 ●末木 文美士『思想としての仏教入門』 また、 ●ベルグソン『ベルクソン講義録1 心理学講義・形而上学講義』 ●木田元『反哲学史』 は、哲学史…